少しずつ寒さに慣れていく「秋凍(しゅうとう)」

「秋冬(しゅうとう)」の意味は「急に厚着をしない」

秋は冬への準備期間です。徐々に寒さに慣れていき冬を迎える身体づくりをすることが理想です。しかし、肌寒くなってくると早くから厚着をする人も多く見受けられます。風邪をひかないための予防という意味もあるのかもしれませんが、これは身体のためにはあまりお勧めできません。厚着をしすぎると体内に熱が発生し汗をかきます。汗をかくと身体の中の「気」=エネルギーが外に排出されてしまいます。汗によってエネルギーを消耗してしまうと「気虚(ききょ)」というエネルギー不足に陥ってしまうからです。

気虚(ききょ)の症状

エネルギーが不足すると、浮腫み冷え倦怠感疲れやすい胃腸の不調などの症状が表れます。また、女性ホルモンのバランスが崩れて肌のたるみ生理不順白髪が増えることもあります。

重ね着で体温を調節

厚手の服を着るより薄手の服を重ね着すると体温調節がしやすくなります。また、少し寒いくらいの皮膚への刺激は、血流を増加させ皮膚の代謝を上げるので、寒さへの抵抗も強くなり、風邪をひきにくくなる効果があります。もちろん、体調の良くない方や抵抗力のない方は、この限りではありません。また、気温が急に下がった日は、身体を冷やさないように保温に心掛け、無理をしないように気を付けましょう。

冬への準備に鍼灸施術を

身体の冷えや、疲労、だるさなどの不調は、我慢せずに今のうちに改善しておきましょう。不調を抱えたまま冬を迎えるとさらに体調を崩してしまうことにもなりかねません。鍼灸治療は手軽に受けられ、不調の改善が期待できます。当院では、施術着もご用意していますので、手ぶらで来院いただけます。まずは、お電話でご相談ください。

ふはり鍼灸院 連絡先:03-6264-3928