気持ちの浮き沈みが表れやすい晩秋

何となく気持ちが沈みがちになっていませんか

枯れ葉が落ちる様子を見てため息ばかりついている。肌寒くなった夕暮れ時に気分が落ち込んでしまう。また、どことなく体調も優れないという方が増えるこの時期。秋が深まるにつれて、昼夜の温度差日照時間が短くなったことが原因となってこのような症状が表れます。

昼夜の温度差が大きくなると

11月も後半になりました。天気の良い日中は暖かく爽やかで過ごしやすい陽気ですが、朝晩は急激に温度が下がり、体温調節の働きをしている自律神経がこの温度差についていけずに乱れてしまいます。気分が落ち込むだけでなく、イライラしたり、人と会うのがおっくうになる。元気が出ないなどの症状が表れます。このような時には、身体を冷やさないようにして入浴や軽い運動で血の巡りを促すようにしましょう。

日照時間が短くなるとセロトニンが減少します。

セロトニンは、精神面に大きな影響を及ぼす神経伝達物質のひとつです。 日光を浴びるとセロトニンの分泌が活性化されるのですが、冬に近づくにつれて、だんだん日照時間が短くなり、脳内で分泌されるセロトニンの量が減ってしまいます。その結果、気分が落ち込みやすくなってしまいます。そこで、朝10分程度日光を浴びることをお勧めします。日光浴をするとセロトニンの分泌が盛んになります。浴びすぎると逆効果になりますのでご注意を。また、食べ物でもセロトニンを摂取することができます。セロトニンを生み出す食材、ゴマ、豆乳、バナナ、アーモンド、肉などを積極的に取り入れましょう。

体調を整える鍼灸治療

鍼灸治療は、気血水の巡りを整えて自律神経に働きかけます。また、体調不良を改善して病気の予防にも期待ができます。疲れが取れない、何となく体調がすぐれないという方への体質改善心身のリラクゼーションにも大変効果的です。