夏の冷えは妊活の大敵

2017年7月19日 2018年1月16日

夏の不調は冷えが原因であることが多いのですが、冷えの症状が進むと身体の奥にある子宮や卵巣までにも影響が及ぶことがあります。

暑いからといって、冷たいものを食べてばかりや、効き過ぎた冷房の中で毎日を過ごしていると身体を内側と外側の両方から冷やすことになります。

子宮や卵巣の冷えは月経痛や、月経不順を引き起こします。

このような症状が思い当たる方は、身体が冷えているのかもしれませんね。

本来、子宮や卵巣は血管が集中している場所なので身体の中でも温かな臓器なのです。

卵子を元気で質の良いものに育てるために、常に周囲に血液を集めて温かい場所にしておく必要があるからです。

冷えのために血流が悪くなると体温も下がります。そして体温が下がると血流が悪くなるというように身体へのストレスが繰り返されてしまいます。

身体の冷えで子宮や卵巣が冷えてしまうとホルモンの機能が低下し、元気な卵子が育たなかったり、正常な排卵ができなくなります。

また、受精卵の着床や妊娠中の胎児の発育にも悪影響を及ぼしてしまうのです。

冷えは、女性だけでなく男性にも影響があり、血流が悪いと元気な精子が育たないことがあります。

このように、冷えや低体温は妊活の前に立ちふさがる大きな壁となってしまいます

妊活に取り組む前に冷えた身体を温めて健康な身体を取り戻すことが大切になってきます。

もちろん、身体と心のバランスも大切ですので、ストレスをためないような工夫もしましょう。

妊活に限らず、温かい身体を保つことは健康を維持することにつながります。

体質改善。まずは生活を見直してみましょう。

すぐに体質を変えることは不可能ですが、地道に毎日コツコツと続けていくことが健康な身体を築く一歩です。

身体を温める食事、入浴、運動、質の良い睡眠・・・・

中でも鍼灸治療は身体への負担や副作用がなく安心して取り入れることができます。

鍼灸治療は血流を促し身体全体を温めていきます。しばらく続けると身体の温まりや不調の改善などが実感できるようになります。

治療の期間は個人差がありますので鍼灸師にご相談ください。

体質改善のために、毎日セルフお灸を続けてみましょう。

いつの間にか体調不良が解消していることも・・・

夏の冷えから身体を守る三陰交（さんいんこう）へのお灸を

内側くるぶしの一番高いところから指4本分上がったところです。骨の際にあり押すと圧痛を感じます。

女性のツボと呼ばれ、ホルモンの分泌バランスを整えます。気血水の巡りをスムーズにして身体全体が温められます。