「ふはりお灸講座」春の和菓子 ”桜餅”

春の訪れとともに和菓子屋さんの店頭に多く見られるのが桜餅。季節のお菓子は日本ならではの贅沢ですが、とても幸せなことだとつくづく感じます。

桜餅と言われるように、餡入りの餅が桜の葉の塩漬けでくるまれています。季節感満載ですね。!(^^)!あの独特の桜の葉の塩味と香りが餡入りの餅を美味しくしているのです。

桜餅を食べる時に当然のように桜の葉をはがして食べる人。美味しいのにもったいないなあと思っていましたが、どうやらはがして食べるのがおすすめとか。

その桜餅は2種類あるというのをご存知でしたか?それは「長命寺」と「道明寺」です。私は、ずっと、長命寺を桜餅。道明寺は道明寺という和菓子とばかり思っていました。なんだかややこしいですね😓

先ほどの桜の葉ですが、私は、ほぼ食べています。ただ、長命寺は葉や茎が柔らかい時は食べる。道明寺は必ず葉も食べる。ということが多かったのですが、これからどうするかはよく考えたいと思います😓

桜餅の元祖は「長命寺」だそうです。関東風、江戸風と言われます。小麦粉などの生地を焼いた皮で餡を巻いた、クレープ状のお餅です。

享保2年(1717年)、隅田川沿いにある長命寺の門番・山本新六が、桜の落葉掃除に悩まされ、ふと思いついて桜の葉を塩漬けにして、薄い皮に餡を包んだものに巻いて売り出したところ、これが江戸で大ヒット。「長命寺」または「長命寺餅」と呼ばれ、関東ではこちらのタイプの桜餅が主流です。参考:暮らし歳時記より

道明寺は道明寺粉で作ったお餅。関西風、上方風と言われます。江戸で考案された長命寺が関西に伝わるときに道明寺粉に変わったとも言われています。こちらも春を祝うような可愛らしい形の和菓子です。

どちらの桜餅を買うか迷いますが、どうせなら両方食べたいですよね。

今日は、気温がぐんぐん上がるようですが、一日の気温差が大きいのもこの時期の特徴です。今日のお灸は太渓(たいけい)へ。

内側のくるぶしとアキレス腱の間の凹んだところです。触ると冷たく感じます。血行を促して身体を温めます。