「ふはりお灸講座」爪のトラブルが増えています。
最近は、爪のおしゃれへの関心が大変高くなっていますが、その反面爪のトラブルも増えています。爪のトラブルの中で最も多いのが爪の割れです。
爪が割れると、きれいにネイルをした爪が台無しになってしまいます。本当にがっかりですよね。さらにいろいろなところに引っかかってしまって痛い思いをします。そしてストッキングの伝線の原因にも。
歳を重ねると加齢による爪のトラブルも増え、爪の割れは40代から50代になるとかなり多く見られるようになります。ところが今は20代、30代にも爪の割れやすい人が増えているようです。
原因は、乾燥、栄養不足、そして最も多いと言われているのが冷え性による血行不良です。冷えはこのように身体の隅々まで悪影響を及ぼしています。
冷えは筋肉量の低下によってもたらされます。筋肉はポンプのように血液を身体中に運ぶ役割をしているので、筋肉量が低下すると血流が滞ってしまい身体が冷えてしまうのです。
爪は皮膚が堅くなってできているので、皮膚と同様に血流の影響を受けています。その為、爪は身体の健康状態を表すと言われています。爪の形や色に急な変化が見られた場合は病気の可能性もあるので医師に相談した方が良いですね。
爪は身体の一部としてとても大きな役割を果たしています。まず、指先の神経を保護しています(爪がないとものが触れた時に痛そうですよね💦)物がつかめるのも爪があるからこそなんです。また、足の爪は歩行時に身体のバランスを取って体重を支えます。
大事な爪。見た目を美しくするだけでなく内側からのケアも心がけましょう。
爪トラブルの対策としては、①保湿②栄養のバランスが摂れた食事③適度な運動で血行を良くし冷えを改善することです。
爪に必要な栄養は、タンパク質、ビタミン、ミネラルです。肉や魚、乳製品、大豆、緑黄色野菜をバランスよく摂りましょう。
春先は爪のケアが大切な時期ですね。
今日は衝陽(しょうよう)へのお灸で冷えを解消しましょう。胃の不調にも効果があります。
人差し指と中指の付け根のから足首側へ指をなぞっていくと骨と骨の間の凹んでいる場所があります。
外はだいぶ冷え込んでいます。体調を崩されませんように。