水引の桜🌸

歌舞伎座に飾られている水引で作られた桜です。煌びやかですね。華やかで春の訪れを祝うようです。そして桜の下には源氏物語の歌が。

源氏物語の中の「胡蝶」の巻で詠まれた歌です。🌸春の日の うららにさして ゆく舟は 棹のしづくも 花ぞ散りける

豪華絢爛な王朝絵巻を思い起こさせる六条院春の御殿で、源氏が催した船楽にて招待された女房が詠んだ歌です。

「船楽」源氏物語千年紀展より

また、滝廉太郎が作曲した「花」の歌詞はこの和歌から採られたと言われています。

春のうららの 隅田川

のぼりくだりの 舟人が

櫂のしずくも 花と散る

ながめを何に たとうべき

 

3月のスタートは穏やかな天気です。