冬は老化が進む季節
老化の大敵「乾燥」と「冷え」
気温が低く湿度も低い冬は、身体が冷えて血流が滞り老化が進みやすくなります。でも、冬の過ごし方次第では、若々しく、イキイキとして春を迎えることができます。冬の間、寒いからといってじっとしている生活ばかりでなく身体を動かして血流を促し、身体を温めるようにしましょう。
老化に関連する「腎」
腎は水分代謝や成長や発育、生殖や老化に関係している臓です。人の身体は、冬場の寒さや乾燥から身体を守るために夏場より10%ほど腎気(腎に備わっているエネルギー)を多く浪費します。冬に腎気を浪費しすぎると老化を加速させることになってしまうのです。また、シニア世代の方は加齢による腎の衰えもありさらに症状が深刻になります。
腎の機能が弱くなってくると「腎虚」という状態になり、冷え、白髪、皮膚につやがない、眼のかすみ、頻尿、尿量の減少、浮腫み、膝や腰の痛み、めまい、耳鳴り、物忘れが増えるなど老化現象も多く表れてきます。
最近では若者も「腎虚」による不調を訴える方が多くみられます。これは、食生活や生活習慣の乱れ、ストレスが原因とも言われていますので、本格的な冬が来る前に、自分自身の生活を振り返ってみるのもよい機会かもしれません。
腎のケアをする食品
腎の働きを高める食品として黒い食材が良いといわれています。黒豆、わかめ・ひじきなどの海藻類、プルーンなどがその代表です。また、腎気を補う食品として山芋やなめこ、納豆などのネバネバ食品もお勧めです。
身体を温めて冷えや血行不良を改善しましょう
食生活を見直すことや睡眠を十分にとることの他にも、軽い運動や入浴で血行を促し身体を冷やさないように心がけましょう。
鍼灸治療でも全身を温める効果に大変期待ができます。また、身体の芯から温める効果のあるラジオ波温熱機もこの時期にお試しいただくことをお勧めします。施術方法に関わらず、料金はどのコースも60分8800円(税込)です。