暑い夏も「ぎっくり腰」に気を付けて

気温の高い夏は、熱中症や夏バテなどが気になりますが、なんと「ぎっくり腰」にかかる方もわりといらっしゃるのです。重いものを持ったり、腰に負担のかかる動作などでぎっくり腰になることはありますが、それは季節を問わずに起こることですので、夏とはあまり関連がありません。

では、何故暑い夏にぎっくり腰なのでしょう。

気温が上がると、暑さ対策で冷房の効いた部屋にいることが多くなり、身体が冷えてしまいます。また、夏は汗を大量にかくため冷たいものを多く取りがちになります。そのため、内臓も冷えてしまい、内臓の周りのお腹や腰・足の筋肉が冷えで固まってしまいます。そのような状態で、重い荷物を持ったり、急に立ち上がったり、腰をひねったりすると固くなった腰に負担がかかって、ぎっくり腰になってしまうことがあるのです。

夏は水分の補充が大切

それでも夏はのどが渇きます。熱中症対策にも水分の補給は欠かせませんね。身体を冷やさないようになるべく常温の水や温かい飲み物を取るようにしましょう。

筋肉を柔軟に

運動不足でも筋肉は固まります。涼しい朝や夕方を見計らって、散歩やストレッチなどで身体を動かすようにしましょう。

ぎっくり腰になったら

当院ではぎっくり腰で来院される方が増えています。特に一度ぎっくり腰にかかった方は、鍼灸が、痛みの解消に即効性があるという経験から、すぐにご連絡をいただくことが多いのです。ただ、個人差がありますので、様子を見ながら数回に分けて治療を行うこともあります。また、腰が張ってきたり、だるさがあるときも腰の痛みに繋がることがありますので、痛くなる前に鍼灸治療をお試しください。