今年の花粉飛散量は全国的に少なめの予想ですが
少しずつ花粉は飛んでいます。
今年の花粉飛散量は、全国的には昨年に比べて少ない予報ですが、地域によっては大量に飛ぶところもあるようです。花粉情報はこまめにチェックした方が良さそうですね。そして、すでに花粉症の症状が出ている人は、酷くならないうちに早めの対策や治療をお勧めします。
花粉症は季節性アレルギー性鼻炎
花粉症は、花粉が原因となって、くしゃみや鼻水が止まらない、目のかゆみ、のどのかゆみや痛みなどのアレルギー症状を起こします。原因となる植物が日本では約60種類あるといわれ、その花粉が飛散する季節に起こるため季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれます。
花粉症の原因となる主な植物は、 2月~4月頃にはスギ、3月~5月はヒノキ、4月~6月はシラカバ、 8月~10月にはブタクサ、ヨモギ が飛び、イネ科に関しては4月~11月頃と飛散期間が長いものもあります。こうしてみると1年中アレルギーの原因となる花粉が飛んでいることになります。春以外の季節に、風邪と思っていた症状がアレルギー性鼻炎だったということもありそうでね。
この季節はPM2.5にも注意を
春先は、中国から偏西風に乗ってやってくる 微小粒子状物質 PM2.5にも注意です。 PM2.5はスギ花粉と比較すると1/10以下の小さな粒子のため、肺の中まで入りやすく肺がん、呼吸器系、循環器系への影響が懸念されています。このPM2.5がスギ花粉と一緒に体内に入ると喘息やアレルギー症状が悪化するといわれています。予防としては、飛散情報に気をつけて、飛散量の多い日は、外出を控えたりマスクをするように心がけましょう。
体調がよくないと花粉症の症状も悪化する
花粉症の症状をはじめアレルギー疾患を抱える方は、冷え症、胃腸の不調、月経不順や月経痛などの不調に悩まされている方が多い傾向にあります。
鍼灸で体質を改善する
鍼灸治療はアレルギー症状を抑える治療と同時に、アレルギー症状を起こしにくい体質へと改善していく治療を行います。体質改善は、長い目で見ると、身体の様々な不調を改善して、健康な身体を取り戻すことへとつながります。また、鍼灸治療は、副作用がないため妊婦さんや 眠気を催す抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤が合わない方には特にお勧めです。