桜の開花が始まる頃の体調不良

東京では全国に先駆けて桜の開花が3月14日に宣言されました。

新型コロナウィルスの感染が一向に収まる気配がなく、先行きが不安定であまり明るい話題もない毎日です。不安ばかりが募りますが、一日も早くコロナ騒動が収束して、元通りの生活が取り戻せることを願わずにはいられません。

そんな中、季節は少しずつ進んでいます。桜がほころぶような陽気と冬に戻ったような冷たい空気の日が代わる代わるやってきて、体調管理にはさらに気を付けたい時期です。本格的な春ももうすぐそこまで来ています。誰もが笑顔でお花見ができるようになると良いのですが、しばらくは人ごみは避けた方がよさそうですね。

春先の体調は不安定な天候に左右される

季節の変わり目の体調不良は、多くの方が経験されていることと思います。その中でも、 寒暖差やストレスなどによって自律神経のバランスが崩れることから起こる自律神経の乱れによる体調不良が多くみられます。自律神経には、 昼間や活動時に活発になる「交感神経」と夜間やリラックスしているときに働く「副交感神経」の2種類があります。これらがバランスを取って働くことで、体温や発汗の調整、呼吸、循環、代謝などがスムーズに行われています。 しかし、寒暖差の大きい日が続くと体温や発汗の調整が通常より頻繁におこなわれ、それによって2つの神経のバランスが崩れて体調不良を引き起こしてしまうのです。

また、この時期は、入学、入社、異動、引っ越しなどと生活環境が大きく変わることもあります。このようなことから、生活リズムが変わりストレスを生むことになり、自律神経のバランスを狂わせてしまいます。

また、新型コロナウィルスの感染への不安や、それによる生活環境の変化もストレスのもとになることがあります。ストレスを溜めない毎日を心がけて体調管理に気を付けたいですね。