「ふはりお灸講座」気の不調 ①「気虚(ききょ)」・・・夏から秋へ移る頃は、「気」=エネルギーが不足しがちです
体力の消耗
朝の涼しさに油断をしていると、昼間の外出時は驚くほどの暑さで予想以上に汗をかいてしまいます。
汗をかいて体力を消耗してしまうとエネルギー「気」が不足した状態になってしまいます。
気虚(ききょ)とは
全身を流れるエネルギー「気」が不足している状態です。
気が不足しても栄養のあるものを食べて十分な睡眠を取れば、すぐに回復が見られますが、
夏の疲れ、寝不足や過労、ストレスが続くと胃腸の働きが低下して気が不足した状態が続き不調が現れます。
倦怠感・食欲不振・胃もたれ・冷え症・体温が低い・汗をかく・集中できない・朝起きられない・・・これでは元気がなくなってしまいます。
また、気の不足は身体の免疫力も低下させ風邪や病気にかかりやすくなります。
病は「気」からですね。
気を補う
★消化の良い栄養豊富な温かい食事を摂るように心がけましょう。
タンパク質が豊富な海老、牛肉、鶏肉。もち米、イモ類、豆類など。
★質の良い睡眠で夏の疲れを取り除きましょう。
眠る前に好きな香りのアロマを焚いたり、布団や枕カバーなどをいつもと違うものに替えてみるのも気分転換になります。
お灸でエネルギーをみなぎらせる
合谷(ごうこく)と足三里(あしさんり)へのお灸で体調を整えましょう。
合谷(ごうこく)全身の血流をよくしてエネルギーをみなぎらせ、様々な症状を緩和します。
足三里(あしさんり)ひざ下の外側くぼみから指4本分下がったところで、押すと圧痛があります。
消化機能を高め内臓の不調に効果的です。
気を補い全身の免疫力をアップさせます。
本格的な秋を迎える前に夏の疲れを解消するように心がけたいですね。