「ふはりお灸講座」春の雨を美しい名前で呼ぶ

冷たい雨になりましたね。

日本では季節によって雨の降り方が違いますが、それぞれの雨には日本語ならではの季節を表す美しい文字が用いられています。また、呼び名にも日本独特の繊細な響きが感じられます。

今日のような雨は、「桜雨(さくらあめ)」と呼ばれます。桜の咲く春に降る雨です。花びらに降る雨の様子が目に浮かぶ春らしい暖かで優しい名前です。

ただ、残念なことに桜が満開を過ぎたところでは「花散らしの雨」と呼ばれ、この雨で桜の見ごろも終わりを迎えてしまうことになります。

8分咲のしだれ桜にとっては「桜雨」です。

 

今日は風も冷たく冬の寒さに戻ってしまいました。新しい環境で頑張りすぎてしまいがちな4月ですが、体調管理に気を付けて十分な休養を心がけたいですね。

寒暖差が大きいと自律神経が乱れ体調不良を招きます。自律神経を整えるには血流を良くすることが大切です。

そのようなわけで冷えは大敵です。こんな日は温かい身体を取り戻すためにも入浴がおすすめです。好きな香りの入浴剤を入れて身体も心もホッとしたいですね。

お灸でおすすめのツボは、勇泉(ゆうせん)。指を内側に曲げた時にできるくぼみの中央にあります。指で押しても気持ちが良く身体がポカポカしてきます。ただし、ちょっと指が疲れます😓

身体を温めてよい眠りにつなげましょう。