「ふはりお灸講座」七十二候・第十二候 ”雷乃発声”(かみなり すなわち こえを はっす)

七十二候二十四節気の各節気をさらに3つの候に細分し、季節の移ろいを気象や動植物の成長・行動などに託して表したものです。七十二候は中国で生まれたものですが、日本に伝わってから気候の違いや日本に生息しない動植物などの名前を入れ替えるなど、時代や編者により多くの版があり、どれが正しいとは言えないのが現状です。参考:暦のページから

二十四節気とは、太陰暦を使用していた時代に一年を二十四等分し、農業を中心とした生活に必要な季節を現していました。現在でも季節の節目を示す言葉として使われています。

今は、二十四節気「春分」に当たります(3/20~4/3頃)。この期間の七二候のうちの第十二候が「雷乃発声」(3/30~4/3頃)です。

大気が不安定な春先になると雷鳴が轟き稲妻が光る光景を目にします。「春雷」と呼ばれる春の雷は、長く続く夏の雷とは違って短いのが特徴です。

冬の眠りから覚めてまだ寝ぼけまなこの草木や虫たちが雷で叩き起こされるのです。

春の雨が本格的な春の訪れを運んできますが、今週末もお天気が崩れるようです。春先の不安定な天気は雪や雹を降らせることもあるので心配ですね。

公園の桜は満開まであと少しです。

 

お天気に恵まれた暖かい一日でしたが、夜はまた温度が下がります。

今日は、足先の冷えに効果がある太衝(たいしょう)へのお灸を。

親指と人差し指の骨が交わるところのくぼみです。他にもめまい、イライラ、気分の落ち込みにも効果があります。

お灸タイムでゆっくりと過ごしましょう。