「ふはりお灸講座」東洋医学の "養生"(ようじょう)

「養生」という言葉は、辞書を引くと、1.病気の回復に努めることや「保養」、2.生活に留意して健康の増進を図ること「摂生」と書かれています。

一般的には、病後の人に、元の健康な身体に早く戻るようにという意味合いで、養生してください。と使うことが多いように思います。上で言う1.の「保養」に当たります。

東洋医学での養生は、病気にならないように行うこと。健康を維持するための方法・・・などいろいろな意味合いがありますが

わかりやすい説明がありましたのでご紹介します。

「養生は、病気にならず、健康で長生きして人生を楽しむための知恵」すなわち、養生は生活の中でできるちょっとした工夫。

食事・運動・睡眠・感情が養生の基本です。参考:やさしい東洋医学から

養生は、健康維持のためにできることを自分自身が考えて積極的に行い続けていくことです。それには、今の自分の身体をよく知ることが大切になります。

★食事=自分の食事を見直してみましょう!バランスの良い献立。食事の量は腹八分目。季節の旬のものを食べる。自分の体質に合った献立。

★運動=毎日の運動量を振り返りましょう!無理なく続けられる運動は?汗をかいて余分な老廃物を排出しましょう。

 

★睡眠=十分な睡眠がとれていますか?就寝前に入浴をして身体を温めましょう。

 

★感情=病は気からという言葉があります。感情が過度になると病気を引き起こす要因となります。イライラして眠れない。ストレスが多くて胃が痛い等の症状もそのひとつです。

十分な睡眠や適度な運動、美味しい食事は感情のコントロールを助けます。

養生は、4つの基本要素のどれか一つでも崩れてしまうと成り立ちません。自分の身体に関心を持ち自分に合った養生法を見つけましょう。

お灸で養生を!今日は、合谷(ごうこく)。迷ったらここへのお灸がおすすめです。幅広い症状に効果があり見つけやすいツボです。

人差し指と親指の骨が交わるあたりの人差し指側のへこみです。

血流を促し、頭痛、目の疲れ、むくみ、腹痛、胃痛、冷え症などを改善します。