秋は乾燥に気を付けたい

秋は「燥邪(そうじゃ)」に影響されやすくなる

大型台風が過ぎ去って、急激に温度が下がりました。これからは爽やかな気候が続き、過ごしやすい季節となりますね。同時に乾燥を肌で感じる頃でもあり、乾燥の邪気「燥邪(そうじゃ)」に侵入されやすくなります。

身体の中で乾燥に最も弱い部分が肺と大腸と言われています。燥邪が口や鼻から侵入すると肺が弱り、気=エネルギーが生成できなくなります。肺は、気を作り全身に気や水を巡らせます。また、汚れた気を排出する役目もあるので、その機能がうまく働かなくなると様々な不調を引き起こしてしまいます。呼吸器系の不調が表れるだけでなく、抵抗力(免疫力)も低下してしまうのです。

肺が弱ると風邪をひきやすい、長引く咳、鼻づまり、喘息、のどのイガイガなど呼吸器系の症状が表れます。同時に、肺の不調は水分代謝の低下を招くため、皮膚の乾燥、湿疹、じんましんなどの皮膚の不調にも影響します。また、大腸の乾燥は、便秘や倦怠感などの不調に。そして、美容面でのトラブルも招き、肌荒れや吹き出物、小じわなどに悩まされることになります。

深呼吸で肺を元気に

大きく深呼吸をすると、身体の中にが取り入れられ、体内を気が巡るようになります。人は普段、呼吸をするときに、肺の3分の2程度しか使っていないといわれますが、肺のすべてを使って深呼吸をしてみましょう。きれいな気を取り込み汚れた気を吐きだしましょう。深呼吸ひとつで身体も心もすっきりとして穏やかな気持ちになることができます。

未病は鍼灸で改善を

このように、病気でない不調=「未病」は、長引く傾向にあり、心の不調にもつながることがあります。未病の改善には東洋医学が適しているといわれていますが、その中でも即効性のある鍼灸治療は、すぐにでも試すことができ、鍼灸を体験した多くの方が不調の改善を実感されています。

はじめての方には、不調の改善とともに心身ともにリラックス効果のある鍼灸リラクゼーションのコース60分¥8,800(税込)90分¥13,200(税込)がお勧めです。

当院では、完全予約制での治療を行っていますので、お待たせすることなく治療を行うことができます。

ご予約は、TEL:03-6264-3928又は、HP予約サイトからご予約下さい。