平熱は何度ですか?~現代人に多い低体温
日本人の平均体温(脇の下の検温)は36,69℃(デルモ体温研究所による10歳から50歳前後の健康な男女3,000人以上の体温の平均値)だそうです。
もちろん体温を測るときの時間帯や気温など環境によっても左右されますがその幅は1℃程度です。
つまり体温には個人差があるので、平均体温から大きく離れていなければ心配はありません。
現代人は低体温が多い
ところが、日本人の平均体温は昔と比較すると低くなっています。
これは運動不足がおおきな原因と言われています。
現代では、技術の発達により一般的な家庭内の家事は、ほぼ家電任せになり、外出にも車を使い、歩く機会が減ってしまいました。
最近では、コロナ感染症流行の影響で家で過ごすことが多くなり運動不足に陥っている方がさらに増えています。
特に寒い冬は家にもりがちになってしまいます。
低体温による不調
日常的な運動量が減ったことで筋肉量が減り体温の低下を引き起こしてしまいます。
体温が低い身体は血流が収縮して巡りが悪くなります。
その影響で自律神経失調症や老廃物がうまく排出できないことから
むくみや肌荒れ頭痛などを引き起こします。
他にも、便秘、胃痛、肩こり、関節痛、不眠など症状は様々です。
また、筋肉量の減少は免疫力も低下させるため風邪を引きやすくなったり、
感染症にかかりやすくなります。
肥満も低体温が原因
基礎代謝が低下するとエネルギーが消費されなくなり
体の熱を逃さないように減った筋肉を脂肪で補おうとします。
これが進むと内臓脂肪が増加して肥満に繋がります。
低体温にさようなら
運動を心がけて筋肉量をアップできれば、体温が上がり、基礎代謝も上がり、内臓脂肪をエネルギーとして分解でき肥満も解消できます。
体温を上げるためには運動をして筋肉を鍛えることが最も効果的ですが、無理をすると長続きせずストレスにもなりますので、あくまでも自分にあった方法を探しましょう。
・一日30分のウォーキング・・・今の寒い時期に始めるにはかなり勇気が必要になります
◎入浴・・・どなたでもすぐにできそうですね
・スクワット・・・無理なく始めましょう
◎食事・・・温かいものを進んで摂りましょう
◎湯たんぽ、腹巻き、靴下を利用する・・・体を温めましょう
何より身体を冷やさないように気をつけましょう
鍼灸で体温アップ
鍼灸治療は、身体を温め低体温で固くなった筋肉をほぐし血流を促進させます。
血がめぐることにより栄養が身体の隅々まで運ばれ溜まっていた老廃物が排出されます。
施術後は免疫力が上がり体温も上昇するので身体がポカポカして気分もスッキリとします。
一度の施術で回復される方もいらっしゃいますが、
しばらくは定期的に通院されるとより効果があります。
施術内容や質問等、お気軽にご相談ください。
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