実り豊かな秋を迎えました🍚
過ごしやすい季節に潜む「燥邪(そうじゃ)」
風が心地よい季節となりました。
実りの秋を迎え、お米やさつま芋など秋の味覚の収穫が繁忙期に入っています。
澄んだ空気を感じて、何事にも前向きに取り組みたくなる時季ですが、
季節の移り変わりは、身体へも様々な影響を及ぼします。
東洋医学では、自然界の一年の気候の変化を「風・寒・暑・湿・燥・火」の6つに分けてそれを「六気(ろっき)」と呼んでいます。
秋は、空気が澄んで乾燥しやすいことから、六気(ろっき)のうちの「燥(そう)」の季節になります。
六気(ろっき)は、過剰になると身体へ影響を与え、病気の原因となる「六邪(ろくじゃ)」へと変化をします。
「風邪・寒邪・暑邪・湿邪・燥邪・火邪」を合わせて六邪といい、秋は「燥邪」が強くなります。
燥邪(そうじゃ)の影響を受けやすい「肺」
燥邪が侵入すると水分が奪われて潤いが不足し、肺などの呼吸器系へ影響を及ぼします。
また、肺とつながっている鼻やのど。そして、肺とつながりが深い大腸や皮膚への不調も引き起こします。
症状としては、息切れ、空咳、のどの痛みやイガイガ、声枯れ、風邪をひきやすい、冷え、皮膚のかゆみ・カサカサ、髪の毛のパサつき、便秘などがあります。
旬の食べ物で肺を元気に
梨やブドウなど秋の果物が美味しい季節です。
ビタミンが豊富なこれらの果物は、肺を潤す働きがあります。
特に、梨は咳を止める働きがあります。
旬の食べ物は身体を元気にするので積極的に摂りましょう。
健康な身体作りを
身体が元気であれば、例え燥邪が侵入しても撥ね退けることができます。
身体を冷やさないようにすることに加えて
疲れやストレスを溜めないように気を付けましょう。
深呼吸はリラックス効果があります。