「ふはりお灸講座」夏の冷えが原因・・・”夏太り”

夏に太るって・・・

毎日暑くて食欲もあまりなく、あっさりとした麺類や生野菜ばかり食べているのに、なぜか体重が増えている!!・・・そうなんです😞

沢山汗をかいたから体重が減っている。と勘違いをして油断していませんか?

夏場の汗は、余分な水分を排出するためでなく、気温の上昇によって上がった体温を下げる働きをします。つまり体温の調節をする役割なので、運動をしたときにかく汗とは性質が異なるのです。

冷えが原因で太る

沢山汗をかいたからと冷たいものを必要以上に飲んだり、冷房の効いた室内でそうめんや冷たいビール、アイスクリーム,果物やかき氷・・・と、冷たい食事ばかり摂っていると身体が冷えて代謝が悪くなってしまいます。

また、ビールやアイスクリーム、果物などはカロリーも高めです。食べやすいのでついついたくさん食べてしまいがちですよね。

でも、ここは食べる量に気をつけて冷たいものは控えるようにしましょう。

夏はエネルギーが燃えにくい

寒い冬は、身体の体温を維持するためにエネルギーがどんどん消費されますが、夏は体温と気温の数字が近いため、体温維持のために働くエネルギー消費が少しで済みます。

その為他の季節と比べて基礎代謝量が低くカロリー消費量も少ないのです。このことについては、勘違いをされて逆にとらえている方が多そうですね。

また、暑さで外出の回数が減り運動量も減るためエネルギーの燃焼ができなくなります。燃焼できなかったカロリーが脂肪となって身体に溜まっていくのです。

こうして汗をかく夏なのに何故?と疑問を感じながらいつの間にか太ってしまっているのです。

 

身体を動かして体温を上げる♪♪

夏太りをそのままにしておくと、秋から冬、春へとずっと引きずってしまうことになります。そうならないように、冷えた身体を温めて基礎代謝を上げ余分な水分を外へ出すように心がけましょう。

エネルギーの消費には身体を動かすことです。ただ、いきなり激しい運動をしても続きません。誰でもできる軽い運動がおすすめです。

また、汗をたくさんかけるからと日中の外での運動は危険が伴いますので控えましょう。

始めは身体を動かすことになれましょう。家の中の掃除や片付けもエネルギー消費のひとつです。

もう少し頑張って・・・涼しくなった夕方時のウォーキング、室内での簡単なヨガやストレッチなどを毎日続けてみましょう。

運動で汗をかいた後はお風呂でゆっくり♨

お灸で身体を温める

お灸で血の巡りをよくしましょう。お灸をするとゆったりとした気分になれます。一日のうちにリラックスできる時間があると身体も元気になりますよね。

☆三陰交(さんいんこう)足の内側くるぶしの一番高いところに手を置いて指4本分上がったところです。骨の際にあります。身体が冷えているときは触ると圧痛があります。

 

内臓の機能を高めます。血液の流れを促進して新陳代謝を上げ全身に栄養を届けます。女性のツボとも言われ冷え症、月経痛、月経不順などにも効果があります。妊活中の方はこのツボへのお灸がおすすめです。

 

☆湧泉(ゆうせん)足の指を曲げた時にできるへこみのちょうど中央付近にあります。

生殖器系や泌尿器系に関連のあるツボです。湧泉の名前の通りエネルギーが湧き出し身体全体に活力を与えるツボです。冷えを改善して水分の代謝を高めます。

お灸は続けることで体質改善に繋がります。心と身体にお疲れ様の気持ちを込めてお灸タイムをどうぞ。