寒い日は身体に優しい葛湯を
まだ11月ですが今夜は関東地方に雪の予報が出ています。
雪が積もるところもあるそうで真冬並みの寒さになるとか。今夜は暖かくしてお過ごしください。
17:30の天気図から寒さが伝わってきます( ゚ ω ゚ ) ! !
身体が温まる葛湯が飲みたくなりました。歌舞伎座にある吉野葛の専門店「和座」さんで葛湯を購入しました。
葛湯の原料となる葛はマメ科の植物で古来から漢方や生薬として重宝されました。
葛の花は秋の七草のひとつでありツルを伸ばして根を張る生命力の強い植物です。葛粉はその葛の根っこからつくられます。
葛の歴史は大変古く、日本では1300年前に薬用として使われていた記録が残っています。
中国最古の薬物書「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」には、葛の詳しい記述があります。
「神農本草経」の原本は、中国・後漢の時代に書かれています。2200年の昔から、葛が薬用に使われていたそうです。
葛の根っこ・・・大きいですね
葛湯は飲むと体がポカポカと温まりますが、それだけでなくいろいろと身体によいことがあるのです。
★初期の風邪に➡葛には発汗、解熱作用のある成分が含まれているので、飲むと身体が温まり汗が出て熱を下げます。
皆さんが良くご存知の風邪をひいたときに飲む「葛根湯」は葛を主成分としています。腸の働きも整えてる作用があるので下痢の改善にも効果があります。
★血流を促す➡葛に含まれるサポニンの効果で葛湯は身体を温めてくれます。生姜を入れた葛湯はさらに身体をポカポカにしてくれます。
飲んでいると身体全体が温まり血流が良くなるのを実感することができます。
★アンチエイジング➡女性ホルモンのエストロゲンと同じような作用をするイソフラボン誘導体が含まれています。
これは更年期に不安定になるホルモンのバランスを整える効果があり、骨粗鬆症の予防や改善、更年期障害の改善の手助けをします。
★二日酔いにも➡葛の花は肝臓の生薬として役立てられてきました。肝臓を保護したり肝機能を高める効果があります。
葛湯は離乳食にも取り入れられていますのでどなたでも安心して召し上がることが出きます。!(^^)!
健康のためにであれば葛粉100%のものを召し上がった方が効果に期待ができます。