長梅雨がもたらす体調不良

晴れた日が一日だけの7月

今年は記録的に長い梅雨が続いています。各地で大雨被害をもたらしていますが、まだまだ油断ができない状況です。

雨の日が続くと外に出られずに家にこもりがちになります。それに加えて新型コロナウィルスが再び感染拡大している現在では、さらに外出を控えて家での生活が多くなってしまいます。

梅雨が引き起こす体への影響

低気圧と高気圧が交互にやってくるこの時期。体にも大きな変化が現れます。空調設備が整っている昨今ではあまり感じられなくなりましたが、ジメジメとして寒暖差の大きい環境は体へストレスを与えることが多々あります。晴れ間ののぞく日は気温が急上昇し、一日中雨が降り注ぐ日は肌寒くなり、この変化に体が追いつけなくなるからです。このように、気圧の変動や寒暖差、そして太陽のでない日が続くと、自らはコントロールすることができない自律神経に、大きなストレスを与えてしまいます。こうして自律神経が正常に働かなくなり体調不良を引き起こすことになります。

体調不良の症状としては、体の怠さや頭痛、肩こり、胃の不調、疲れやすい関節の痛み、めまいなどが見られます。このような症状が思い当たる時は無理が禁物です。体を冷やさないように気をつけてゆっくりと体を休めるようにしましょう。

体に溜まった老廃物は汗で出す

家にずっといると運動不足になりがちです。体を動かさないでいると、体の中を「気」=エネルギー「血」「水」が十分に巡らなくなります。この時期は湿度の高いことも作用して、体の中に老廃物や余分な水分が溜まり、体調不良を引き起こしてしまうのです。この老廃物を外にだすためには汗をかくことが最良の方法です。 

家の中でできる軽いストレッチなどをして体を動かすように心がけましょう。、また、ゆっくりとお風呂に浸って汗を流すと体も心もさっぱりとします。ぜひシャワーだけで済ませている方は入浴をお試しください。 

 

鍼灸治療で老廃物を出す

どうしても体がだるくてスッキリしない場合は、鍼灸治療がおすすめです。ツボを刺激して血流の停滞を回復させることができます。血流の停滞で引き起こされていた体の様々な不調へ働きかけ、短時間で体の回復を図ることができます。原因がわからなかった睡眠不足なども同時に改善することができ、お客様にも大変喜ばれています。 

お家でお灸

コロナをウィルスの感染が気になって外出を控えていらっしゃる方は、お家でお灸をおすすめします。お灸は、通販でも購入することができます。今日は梅雨時期のだるさや胃腸の不調改善に効果がある「足三里」(あしさんり)のツボを紹介します。

足三里の場所は、膝の少し下、向う脛(スネ)のちょっと外側です。

正確には「膝のお皿の下3寸、脛骨(スネ)の外の筋肉の上」に取ります。

一日に1回続けていただくと効果を感じることができます。煙の出ないお灸も市販されていますのでこちらもお試しください。