8月31日(旧歴8月2日)は「二日灸」の日

「ふつかきゅう、ふつかやいと」とは?

中国では三千年ほど前から「二日灸」の行事が行われていたそうです。日本には、遣隋使や遣唐使によって伝えられたといわれています。

今年は、3月8日(旧暦2月2日)と8月31日が「二日灸」の日です。(毎年少しずつ日にちがずれます。)この日にお灸をすえると普段の倍以上の効果があり、無病息災で長生きができるといわれています。何故、この日になったのか、はっきりとした理由は分かっていませんが、春は農作業が始まる頃、冬の寒さで停滞していた身体の機能をお灸で引き上げ、秋は、収穫に備えて夏の疲れを取るためにお灸で体調を整えるようになったという説があります。「二日灸」が俳句の春の季語にもなっていることから、一般的な行事として長く親しまれてきたことをうかがい知ることができます。

お灸で身体を整える

このように、古くから人々はお灸を使って体調を整えてきました。長く多くの人に受け入れられてきたのは、お灸が安心な治療方法ということも要因の一つです。副作用がないので子供から大人まで安心して受けていただくことができるのです。身体が徐々に温かくなっていくお灸をゆっくりと楽しんでみてはいかがでしょう。

お灸は、鍼灸院で体験していただくと不調の改善効果を実感することができます。また、ご要望がありましたら、セルフお灸の手順などについても説明させていただきます。

当院では、お灸だけでなく鍼・ラジオ波温熱機での治療も行っていますので治療法についてはスタッフへご相談ください。