「ふはりお灸講座」今日は "旅の日"

1988年(昭和63年)に日本旅のペンクラブの提唱により、松尾芭蕉が奥の細道に旅立った5月16日(陰暦元禄2年3月27日)を「旅の日」と定めました。

芭蕉の旅は、自宅のあった江戸の深川を出発して奥州・北陸道を巡り10月8日(陰暦9月6日)奥の細道の最終地大垣へ着くまでの全行程150日600里(約2400㎞)に及ぶ長い旅となりました。当時では、もう命がけの旅と言ってもよいですね。

最終地大垣で詠まれた「蛤の ふたみにわかれ 行く秋ぞ」この句が奥の細道の結びの句となります。この後、芭蕉は伊勢へ向かいました。参考:ウィキペディアから

生涯旅をつづけた松尾芭蕉はかなり足腰が丈夫な人だったのではないでしょうか。

芭蕉の辿った地には、記念に句碑が立てられて今でも史蹟として保存されているところが多くあります。

だいぶ前になりますが、旅行の途中に立ち寄った勿来の関で芭蕉の句碑を見かけました。また、木曽路を旅したときにも句碑を見かけたのですが、その時は歩き疲れていてどこの場所かは記憶にありません。

芭蕉の句は大変有名で子供の頃から耳にする機会がたびたびあるので、知っている句が刻まれている句碑にどこかで出会えるかもしれませんね。

現在では、奥の細道の旅を辿る旅行なども企画されているようです。実際に芭蕉が旅した場所へ行ってみると俳句を詠んだ時の芭蕉の気持ちが伝わってくるかもしれませんね。

この時季は、5月の爽やかな気候に誘われてどこかへふらっと出かけたくなります。

今日は、もちろん足三里へのお灸です。松尾芭蕉が足三里にお灸をすえて旅の準備をするというのは有名な話です。偉大な奥の細道が生まれた背景にはお灸の貢献もあったようですね。

昔の人たちは健脚のツボとして旅をするときにはここへお灸をしていたようです。膝の外側のくぼみから指4本下がったところです。太い骨の際を押すと圧痛があります。

足の疲れに効果があるだけでなく、胃腸の働きを整え全身の不調を改善して元気を与えてくれます。