鏡開き
松の内が7日の地方では鏡開きが11日ということで、今日はお供えしていた鏡餅を割って食べます。この鏡餅、割るのに一苦労ですよね。
鏡開きはもともと武家から始まった行事なので、鏡餅に刃物を使うことは切腹を連想させるので禁物でした。そこで、手か木槌などで割ることになりましたが、「割る」という表現も縁起が悪いので、末広がりを意味する「開く」を使って「鏡開き」というようになりました。
鏡開きで年神様を見送り、お正月に一区切りつけるということは、その年の仕事始めをするという意味がありました。剣道などの武道で、新年の道場開きに鏡開きとしてお汁粉をふるまったりするのは、その名残りです。暮らし歳時記より
お汁粉やお雑煮にして食べる方が多いようですが、お正月以来のお餅が楽しみです。