美しき青きドナウ~150年の時を経て
今朝、テレビからこの曲が流れてきて思わず手を止めてしまいました。
今年で初演から150年という「美しき青きドナウ」。オーストリアの首都ウイーンで記念式典が行われたそうです。「美しき青きドナウ」はヨハン・シュトラウスが作曲した有名なワルツの曲です。誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
小さい頃、ウイーン少年合唱団やディズニー映画、バレエなどを見てこの曲に触れる機会がたびたびあり私にとっては親しみのある曲です。
この曲を聞くと、悠々と流れるドナウ川と美しい街並みをイメージしてしまいますが、曲が生まれたきっかけはそのイメージとは全く違ったものだったとか。
この曲が作られた頃は、オーストリアは戦争に敗れ、荒れた国土にペストが流行するという大変な時代でした。落胆した市民を励ますために作られたこの曲は、元は陽気な明るい歌詞で、人々への応援歌だったそうです。その後オーストリア第2国歌と呼ばれるにふさわしい現在の歌詞に書き換えられたようです。
150年も人々に愛されている曲を久しぶりに聞いてみたくなりました♬